一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連食糧農業機関、一人当たりの水資源量が10年で7%減と報告
【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2026.01.06 【情報源】/2025.12.12 発表
国連食糧農業機関(FAO)は、水と農業に関する国際情報システムAQUASTATの2025年データ概要を公表した。これは2024年AQUASTATサイクルを通じて報告された灌漑、効率性、水ストレスに関する新データを提示している。
同報告によると、再生可能水(水循環を通じて自然に補充される淡水)の一人当たり資源量が過去10年で7%減少している。
特に、北アフリカや西アジア等は依然として淡水資源が極めて少なく、クウェートやカタール等は一人当たり水資源量が世界最低水準にある。
近年、複数の地域で淡水取水量が増加し、河川流域や帯水層への圧力が一段と高まっている。
農業は多くの地域で淡水取水量の72%を占める最大の使用部門で、人口増、農業需要拡大、都市化、灌漑農業が水の競合を激化させている。
また、地域間で灌漑や水利用効率に大きな格差があることも浮き彫りになっている。
FAOは、水利用効率は全体的に向上したが水ストレスは高レベルであるとし、持続可能な水管理、需要増に対するレジリエンス構築を目指す継続的な取組の必要性を強調している。
【国連食糧農業機関】