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環境ニュース[国内]

国際エネルギー機関、東南アジアが急増する電力需要を再エネで満たす機会を分析

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2025.10.08 【情報源】/2025.09.22 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、東南アジアにおける太陽光と風力エネルギーの可能性に関する報告書を公表した。
東南アジアの電力需要は、2024年に7%以上(世界平均の倍近く)増加した。
急速な都市化、産業成長、生活水準の向上により、電力需要は2050年までに倍増すると予想されている。

現在、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の多くは輸入燃料に大きく依存しており、燃料価格の変動性と供給途絶のリスクにさらされている。
東南アジアでは太陽光と風力エネルギーの潜在力は20テラワット(現在の総電力容量の55倍)と見積もられており、これらの再エネを活用することで輸入燃料を減らし、排出を削減できる。
再エネは出力が変動するという目先の課題は、既存の発電所の柔軟性の活用、予報の改善、グリッドコードの更新、グリッド監視の最新化など、実証済みの低コストの措置で管理可能だという。

世界のエネルギー動向における東南アジアの重要性から、IEAは2024年にシンガポールに初の地域協力センターを設立している。

国際エネルギー機関

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