平成１４年度の総需要電力量、１３年度より１．２％増加

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2003.05.14 【情報源】資源エネルギー庁／2003.05.14 発表

　資源エネルギー庁は、平成１５年３月分と平成１４年度１年間の日本の総需要電力量の速報値を発表した。
　平成１５年３月の総需要電力量は、平成１４年の３月と比べ５．８％増加した８１８億ｋＷｈ。８か月間連続で前年実績を上回った。
　増加の要因の１つは１５年２、３月の気温が低めで暖房需要が増加したこと。一般家庭で使用された電力が１４年３月と比べ９．３％増の２２７億ｋＷｈとなったほか、オフィスビルなど業務用の需要も６．８％増の１２７億ｋＷｈとなっていた。
　また、中国向けを中心に機械機器や化学製品の輸出が増加していたことから、産業用大口電力需要も繊維工業、窯業・土石業を除いて前年実績を上回り、全体では３４０億ｋＷｈ、前年同月比３．６％増となった。
　なお、これらのデータを含めた１４年度の総需要電力量は９，８５０億ｋＷｈで、１３年度より１．２％増加。１３年度の年間総需要電力量は１９年ぶりに前年度実績を下回ったが、需要の減少は２年連続しなかった。【資源エネルギー庁】