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環境ニュース[国内]

国連気候変動枠組条約、先住民主導の気候行動の重要性を強調

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2025.08.26 【情報源】/2025.08.08 発表

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、8月9日の「世界の先住民の国際デー」にさきがけ、気候回復力を高めるうえで先住民が果たす役割の大きさを再確認した。

先住民は古来、土地や文化と結びついた生活様式を持ち、環境に配慮した自然の管理を行ってきた。
研究によれば、先住民の管理下の土地は周囲より森林減少率が低いことも明らかになっており、その知識や慣行は気候変動対策に大きく貢献しうる。

先住民が先導する進行中の気候行動の例として、
・カナダ・バンクーバーでの伝統的な自然管理の慣習と現代の保護活動を融合させた流域管理による炭素吸収と食料安全保障の強化
・モンゴルの羊飼いと国の気象サービスが連携した、伝統的な予報と衛星データを組み合わせた干ばつや融雪の予報による家畜や経済的な損失の軽減
などがある。

先住民主導の取組への認識や支援は十分とは言えず、UNFCCCは以下を各国政府などに求めている。
・先住民との有意義な連携関係の構築
・先住民の世界観・知識の国の気候戦略への組入れ
・先住民主導の取組への資金と長期的支援の提供

【国連気候変動枠組条約】

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