カナダ、商業輸送の排出削減へ技術開発・導入を支援

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.08.18 【情報源】／2025.07.30 発表

カナダ政府は、商用輸送からの温室効果ガス（GHG）排出削減を目指す9つの研究・開発・実証プロジェクトに対し、「エネルギーイノベーションプログラム」を通じて総額2,100万ドル超を拠出すると発表した。

対象となるのは、大型商用車向けの革新的なゼロエミッション・パワートレインの開発・実証、商用EVトラック用低エネルギー霜取り・曇り除去システムの実証等のプロジェクト。
これらの最先端技術は、システム効率改善、ゼロエミッション車への転換促進、ゼロ・低排出の中大型車の技術・市場障壁への対処により、企業の経費削減と排出削減を目指す。

また、トロント市に497万ドルを提供し、廃棄物収集車両60台を電気と圧縮天然ガスのハイブリッド車に改修する取組を支援することも発表した。
既存車両の再動力化、低炭素の代替燃料車両の購入、輸送部門の効率化を目指す物流の成功事例の実施を支援する「グリーン貨物プログラム」の一環として行われる。
この改修により、車両の性能を損なうことなく燃料消費や排出量、騒音が大幅に低減されるという。

【カナダ天然資源省】