一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

国際エネルギー機関、世界の電力需要は2026年まで力強い増加が続くと予測

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.08.14 【情報源】/2025.07.30 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、電力市場の見通し(2025年中期の更新版)を公表し、世界の電力需要は経済的逆風にも拘らず2026年まで力強く増加し、需要増加分は再エネ、天然ガス、原子力が賄うと予測した。

見通しの主な内容は、
・需要:工場、電化製品、エアコン、データセンター、電気自動車等の電力需要が拡大し、2025年に3.3%、2026年は3.7%増加。新興アジア諸国が需要増加の大部分を占め、中国とインドが牽引。
・供給:再エネが遅くとも2026年には石炭を抜いて世界最大の電源となり、原発の出力は記録的高水準に達する。多くの地域で石炭・石油火力からガス火力への転換が続く。
・発電によるCO2排出量:天候や経済状況に左右されるが、2025年は横ばい、2026年は僅かに減少。
・価格:2025年上半期にEUとアメリカの卸電力価格が天然ガス高騰により前年同期比で30〜40%上昇。一方、様々な市場で卸価格がマイナスとなる頻度が増加しており、需要応答やエネルギー貯蔵を促進する適切な規制枠組や市場設計が必須。

国際エネルギー機関

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース