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環境ニュース[国内]

イギリス環境・食糧・農村地域省、自然の過程を模倣した雨水処理法の新基準を発表

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.07.08 【情報源】/2025.06.19 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、新規に宅地を開発する事業者に雨水管理の要件を課す「持続可能排水システム」(SuDS)の新基準を定めた。

SuDSは、自然界の排水過程を模倣した雨水処理法で、発生地点で地表水を積極的に管理することで、排水システムへの負荷の軽減、洪水リスクの制御、内水氾濫による汚染の防止、雨水利用による水の効率的利用を図る。
浸透性の高い舗装は洪水を防止し、屋根の緑化や瓦礫利用の排水桝などの活用は、自然を保全し建物のエネルギー効率を向上させる。
グリーンな空間の確保は、生活・生業の場としての地域社会を魅力的でレジリエントな場にする。

新基準により、計画中の150万戸の住宅建設は遅延なく持続可能なアプローチで実施されることになる。
なお、水系浄化対策としてすでに1,040億ポンドの民間投資が確保されている。

SuDS基準は、2010年の洪水・水管理法に基づき、イングランドに適用される。
過去に、法定外の技術基準がイングランドで2015年に、ウェールズで2016年に示されている。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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