一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、外国産バイオ燃料の価値を国産の半分にすることを提案
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2025.07.01 【情報源】/2025.06.13 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、2026〜2027年の再生可能燃料の使用量を定める再生可能燃料基準(RFS)の案(セット2規則)を公表した。RFSは従来1つのダイヤルシステムで、変更は数量の増減のみだったが、今回、EPAはバイオ燃料が国産か外国産かに基づき、RIN(再生可能識別番号)の価値に関して第2のダイヤルを提案。
外国産バイオ燃料・原料の価値を国産の半分とし、外国産のRIN値を引き下げることで輸入依存度を軽減、国内生産を促す。
2026〜2027年に石油の海外依存を日量約15万バレル削減し、米国のエネルギー安全保障を強化するという。
同案は米国のエネルギー自立の強化、国内農産物市場の育成、不公正な貿易慣行への反撃というトランプ大統領の広範な経済ビジョンを支援するもの。
最終決定されれば米国のトウモロコシ・大豆生産者、油糧種子加工業者、バイオディーゼル生産者等による投資を保護することになるとしている。
【アメリカ環境保護庁】