一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス環境・食糧・農村地域省、自然回復に取り組む農家への給付金アップへ
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.06.16 【情報源】/2025.05.28 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、生息地の回復と景観の保護に取り組む農家に対し支払われてきた給付金を、3,000万ポンド増額すると発表した。この増額は、「高次レベルスチュワードシップ(HLS)」制度に基づいて自然に配慮した農業慣行を実施している農家を対象としたもので、157種類の取組について給付率が上がる。
給付率増は、DEFRAのスティーブ・リード大臣がイギリス最大の農業団体の会合において約束した。
これまでHLSの給付率は、環境土地管理制度に基づく資金提供の給付率と比較して低かったが、差が縮まることになるという。
DEFRAでは、環境保護において農家は不可欠な役割を担っていると認識し、この増額で、特に高地など脆弱なエリアで希少種の保護、生息地の回復、伝統的な田園の景観の維持に関わる農家への支援を強化する。
増額された給付金は2025年12月から支払われる予定。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】