一般財団法人環境イノベーション情報機構
海洋汚染防止法施行令の改正案への意見募集結果を公表
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2003.05.09 【情報源】環境省/2003.05.08 発表
環境省は平成15年4月28日まで実施していた「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律(海洋汚染防止法)施行令」改正案への意見募集結果をまとめ、寄せられた意見の内容とこれに対する同省としての考え方をまとめ、公表した。今回の改正案はダイオキシン類を含む水底土砂の排出基準を検液1リットルにつき10ピコグラムとし、この排出基準以上のダイオキシン類を含む水底土砂の海洋投入処分の禁止、海域としゃ断された埋立場所以外への排出禁止を定めるもの。
平成14年7月に水底底質のダイオキシン類に関する環境基準が制定され、基準を上回るケースについてはしゅんせつなどの対策を実施することが必要とされていることから、しゅんせつの結果、ダイオキシン類を含む水底土砂が埋立場所に大量排出される可能性が高いことをにらんでの基準設定だ。
なおこの案に対し6通、1通に複数意見が書かれているものを整理するとのべ15件の意見が寄せられた。
意見には「溶出基準を満たしても、底質の環境基準を満たさない土砂の取扱いはどうするのか」といった内容があり、これについて環境省では「」との見解を示している。【環境省】