一般財団法人環境イノベーション情報機構
高日向山地域地熱発電計画(仮称)に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2025.05.19 【情報源】環境省/2025.05.16 発表
環境省は、「高日向山地域地熱発電計画(仮称)計画段階環境配慮書」(電源開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、宮城県大崎市において、出力15,000kw級の地熱発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
[1]「国立・国定公園内における地熱開発の取扱いについて」(令和3年9月環境省)を踏まえ、宮城県及び大崎市を含む地域の関係者と十分に調整し、地域合意の形成を行うとともに、自然環境の保全と地熱開発の調和が十分に図られた優良事例となるよう引き続き、適切に対応すること
[2]本事業の実施による温泉や噴気現象への影響及び累積的な影響について、温泉の環境監視を継続するとともに、適切に調査、予測及び評価を行うこと。また、その結果を地域の協議会及び関係者に共有するとともに、本事業の実施による温泉の枯渇、減少等を極力回避すること
[3]専門家等からの助言を踏まえ、クマタカ、ハチクマ等の希少猛禽類の生息・繁殖状況について、適切に調査、予測及び評価を行うこと
等を求めている。
【環境省】