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環境ニュース[国内]

国際エネルギー機関、ケニアのエネルギー部門は10年で大きく進展と報告

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.05.01 【情報源】/2025.04.14 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、ケニアのエネルギー政策を評価する報告書を発表した。
特に次の点について、大きな進捗があった。

・電力へのユニバーサルアクセス向上
アクセス率は2013年の37%から2023年の79%へ上昇し、都市部の電化は達成された。農村部の電化も進み、10年間で未電化人口は半減した。2030年目途にユニバーサルアクセス達成を目指す。オフグリッドソーラーが僻地や貧困地域のアクセス向上に寄与し、世帯の20%がミニグリッドや自家用設備で太陽光電力を利用する。

・クリーンクッキングの普及
2013年の10%から2023年の30%以上へとクリーンクッキングも普及したが、まだ薪炭、灯油に頼る世帯も多い。2028年までに完全普及を目指す。

再生可能エネルギーの展開
ケニアの発電容量の90%近くは再生可能エネルギーによる。地熱発電が全発電容量の3分の1を占める。また、アフリカ最大の風力発電所のターカナ湖風力発電所を擁する。

・今後の課題は、送電ロスの削減はじめ送電網の拡大・近代化、管理の改善にある。

国際エネルギー機関

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