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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、石油や天然ガス採掘に伴う随伴水の有効利用に向け排水規制を見直し

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2025.03.27 【情報源】/2025.03.12 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、石油や天然ガスの採掘施設から出る排水に関する規制について、エネルギーコストの削減や環境的に持続可能な水の再利用ができるよう、現代の処理技術に即して見直すと発表した。

見直すのは、EPAが業界別に定めている「排水制限ガイドライン及び基準」(ELGs)のうち、石油や天然ガスの採掘に付随して生産される随伴水に関する部分である。

現行の規制では、随伴水の利用は、国内西部において農業目的及び野生生物や家畜への水やり目的でのみ許可されている。

今回EPAは、随伴水を有効利用できるよう、規制面の柔軟性をもたせるべく、現代の処理技術や排水管理の方策を見極めるという。
利用場面として視野に入れているのは、人工知能(AI)に必要なデータセンターの冷却、放牧地の灌漑、防火対策、発電、生態学的なニーズへの対応、リチウム等の重要鉱物の採掘などである。
また、随伴水を利用できる地理的範囲を拡大することなども検討する。

EPAによると、随伴水の処理技術は進歩しており、価格も妥当になってきている。

【アメリカ環境保護庁

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