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環境ニュース[国内]

フランス、新たな国家気候変動適応計画を発表

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.03.26 【情報源】/2025.03.10 発表

フランス政府は第三次気候変動適応計画(PNACC3)を発表した。

2100年までの気温上昇は4℃と予想され、森林火災や干ばつなど、その影響のさらなる悪化が見込まれるなか、気候変動の様々な影響に体系的に対処するため、PNACC3は52の措置を設け、短・中・長期の具体的適応策200以上を示している。
重点を地方・地域におき、地域レベルの適応行動を促進・支援する。県ごとに適応アドバイザーを任命するなど、地方への国の支援(適応ミッション)も定常化することになった。

もう一つの重点として、バルニエ基金(前年比7,500万ユーロ増の3億ユーロ)や地方の環境政策を支援する緑の基金(適応策に2億6,000万ユーロ)の増額など資金面の強化を挙げている。

なお、今回のPNACCは初めて、気候変動適応行動の基準となる気温上昇見通しに基づいて策定された。
この見通しは、IPCCのデータによるシナリオに基づいて、フランス本土で2100年までに産業化前と比べ平均気温が4℃上昇すると想定している。

【フランス環境省】

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