ドイツ、双方向充電パイロットプロジェクトを実施

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.03.21 【情報源】／2025.03.05 発表

ドイツ連邦経済・気候保護省（BMWK）は、双方向充電に関するパイロットプロジェクトの実施を公表した。
電力網と市場の需要に応じて車両の充電と放電を制御するもので、今後6カ月間で複数のコンセプトを実証する。

顧客はアプリを使用し、自分の車が目標の充電状態に到達する期限を設定する。
残りはシステムが処理し、電力網とコストを最適化するために、電力の流れをデジタルで制御する。

これにより電力網の利用率だけでなく電力料金も充電プロセスの最適化において考慮され、顧客は、太陽光や風力発電が特に多く電力網に供給される際に低料金で充電できるメリットを享受できる。
この結果、総体的なエネルギーシステムにおいて再生可能エネルギーの割合が増加し、経済、消費者、気候保護に利益がもたらさられるとしている。

プロジェクトはミュンヘン工科大学のイノベーションセンター「UnternehmerTUM」が調整を担当し、「双方向充電欧州有志連合（European Coalition of the Willing for Bidirectional Charging）」の監督の下で実施される。また、ドイツ最大の電力系統運営会社であるBayernwerk Netz GmbH、EWE Netz、Lechwerke AGも参加している。

【ドイツ連邦経済・気候保護省】