アメリカ、「国家エネルギー支配評議会」設置へ大統領令を発出

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.03.04 【情報源】／2025.02.14 発表

アメリカのトランプ大統領は、エネルギー分野における同国の優位性を確保するための助言などを行なう「国家エネルギー支配評議会」の設置についての大統領令を発出した。
大統領府内に設置され、閣僚及び主要な政府機関の代表で構成される。

役割は次のとおり。
・エネルギー支配を確立するための方策について大統領に助言する（手段：あらゆる形態の同国のエネルギーについての許認可や生産、供給、規制、輸送などのプロセスの改善）。
・官僚主義的手続きの削減や民間部門の投資拡大、イノベーションの促進を目指す「国家エネルギー支配戦略」を大統領に提言する。
・連邦政府と国内のエネルギーパートナーとの協力を促進し、政策に一貫性をもたせる。
・エネルギー生産を拡大し、コストの障壁に対処するために、官民の利害関係者と協議する。

アメリカホワイトハウスは、エネルギー支配を確立することは、エネルギー価格を安定させ手頃な価格にするのに最も確かな方法であり、アメリカの経済と安全保障のみならず、同盟国の安全保障にとっても不可欠だと説明する。

【アメリカホワイトハウス】