一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ、2035年までのNDCを提出
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2025.03.03 【情報源】/2025.02.12 発表
カナダ環境・気候変動省は、パリ協定に基づき 2035年 までの排出削減目標を記す国が決定する貢献(NDC)を気候変動枠組条約(UNFCCC)に提出したと発表した。2035年 までに 2005年比 45〜50%の排出削減を掲げる。
発表は、排出削減と経済成長の両立を示すとしてこれまでの気候対策の成果を挙げた。
・排出量は COVID-19 のパンデミック期間を除くこの 30年間 の最低レベルまで減少した。
・GDP当たりの排出量(排出原単位)は、2005年 以降 30%も 低下した。
・発電電力量の 80% 以上が CO2 無排出で発電されている。
・環境に配慮した住宅改修のための助成金制度は 36万世帯の家計を支援し省エネと排出削減を達成した。
・ゼロ排出自動車購入インセンティブは 2019年から 2025年に 54万6,000台の電気自動車を普及させ、電気自動車の市場シェアは 11.7%に成長した。
今後は、クリーン電力規則により 2050年までにネットゼロ電気網を実現、2035年までにゼロ排出自動車の 100%販売を義務付けるなど取組を進める。
【カナダ環境・気候変動省】