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環境ニュース[国内]

EU、容器包装の循環性向上などを目指す新規則が発効

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2025.02.27 【情報源】/2025.02.11 発表

欧州委員会は、「包装・包装廃棄物規則」が発効したことを報告した。
競争力の高い持続可能な循環型経済に向けた重要な一歩だという。

2022年に同委員会が包装廃棄物指令に代わるものとして同規則案を提示し、2024年3月にはEU理事会と欧州議会が暫定合意に達していた。
廃棄物や二次原材料、再利用可能な材料の単一市場の整備、リサイクルの促進、及び一次原材料への依存低減を目指しており、以下の狙いも反映されている。

・2040年までに各加盟国の容器包装廃棄物の 1人当たり排出量を 2018年比 15%削減する。
・2030年までに容器包装を完全にリサイクル可能にする。
容器包装の再利用又は詰替えを促進する。
・再利用可能な容器包装の形態の標準化やラベル表示の改善を図り、消費者がより持続可能な選択をしやすくする。

EUではプラスチック原料の 40%、紙原料の 50%が容器包装に使われている。一層の対策を講じなければ、市民1人当たりの容器包装廃棄物の排出量は 2030年までに 209kgに増えると試算されている(2021年は189kg)。

【欧州委員会】

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