欧州委員会、道路・海上・航空輸送の代替燃料インフラの展開に助成

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.02.26 【情報源】／2025.02.06 発表

欧州委員会は、道路・海上・航空輸送の代替燃料インフラの展開支援プロジェクト 39件に総額 4億2,200万ユーロ助成すると発表した。
プロジェクトには、急速メガワット充電器など充電施設の設置、水素充填施設や港湾の陸上給電基地の展開、空港の電化、アンモニア・メタノールなどのインフラ整備などがある。
これにより、充電施設はメガワット充電器 626個を含め約 5,000ヶ所増加するという。

2030年までに1990年比 55％の排出削減を目指す欧州気候法（2021年制定）の達成のため、EUは政策パッケージ Fit for 55 により法整備を進める。
2023年には、代替燃料インフラ規則、航空機燃料の代替燃料割合などを定める規則（ReFuelEU）、海運の低炭素化を進める規則（FuelEU）が成立した。

今回の助成は、これら規則の目標を支援する。
資金は、コネクティングヨーロッパファシリティ（CEF、インフラ投資促進助成プログラム）の代替燃料インフラファシリティ（AFIF）による。
2025年中に 2回の募集で総額 10億ユーロとなる。

【欧州委員会】