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環境ニュース[国内]

世界気象機関、「2025国際氷河保全年」を正式発足

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.02.06 【情報源】/2025.01.21 発表

世界気象機関(WMO)とユネスコは、2025年1月21日、地球に不可欠な氷を保護するための世界的な行動呼びかけ「2025国際氷河保全年」を正式に発足した。

全世界 約70万km2 に及ぶ氷河は、世界の淡水の 約70% を蓄えている。
しかし気候変動により氷河は急速に後退。2023年には記録が残る 50年 で最大の質量損失を経験した。

氷河の後退は短期的には地滑り、雪崩、洪水、干ばつの増加に繋がり、長期的には世界の 20億超 の人々の水の安全保障の脅威となる。
また、氷河という特別な環境で進化を遂げてきた独自の生態系生物多様性の損失をもたらす。

「2025国際氷河保全年」は、気候を安定させるために温室効果ガス排出を削減し、効果的な適応戦略実施のための緊急かつ野心的な行動が急務であると強調。
以下の分野に重点的に取り組む。
・データ収集・分析強化のため世界の氷河監視システムの拡大
・氷河関連災害に関する早期警告システムの開発
・氷河依存地域における持続可能な水資源管理の推進
・氷河環境に係る文化遺産や伝統的知識の保存
・氷河保全の取組や気候行動への若者の参加

世界気象機関

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