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環境ニュース[国内]

イギリス、水中騒音の抑制と洋上風力発電の加速に向けた措置を公表

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.02.06 【情報源】/2025.01.21 発表

イギリス政府は、「変革への計画」の一環として、大きな爆発音や杭打ちが脆弱な海洋生物や商業価値のある魚資源に及ぼす悪影響を最低限にすると共に、騒音基準違反による建設の遅れを防止することで 2025年 以降の洋上風力プロジェクト建設を加速させる新たな措置を公表した。

同国の海底には第一次・第二次世界大戦時の 30万個 以上の不発弾が存在し、見つかった場合は、洋上風力プロジェクトの建設中に除去しなければならない。
新措置の下、事業者は原則として低騒音の処理方法を用いた不発弾の除去が求められ、高騒音の完爆は最終手段とし、特別な状況下のみに限定される。

開発者はまた、洋上風力タービンの設置中に水中騒音を低減する明確な対策を実施したことを証明する義務を負い、洋上風力建設の今後の騒音上限設定については公開協議を行うこととなる。

同国政府は、クラウン・エステートによる「洋上風力のエビデンスと変革」プログラムや爆発物・洋上風力の業界代表らと連携して静かな爆弾除去の新技術を試験・開発し、洋上風力建設中の騒音上限案を試験的に運用している。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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