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環境ニュース[国内]

グローバルリスク報告書、紛争や環境問題、偽情報が重大リスクの上位に

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.01.29 【情報源】/2025.01.15 発表

世界経済フォーラム(WEF)は「グローバルリスク報告書2025年版」を公表し、年内に世界規模で重大な危機となる可能性が最も高いリスクは「国家間の武力紛争」だと報告した(注)。

今後2年間に見込まれる短期的リスクの深刻さについては、「誤報と偽情報」が2年連続で首位となり、「異常気象」、「国家間武力紛争」、「社会の二極化」がこれに続く。
今後10年間に見込まれる長期的リスクについては、「異常気象」を筆頭に「生物多様性喪失と生態系崩壊」、「地球システムの危機的変化」、「天然資源不足」の4位まで全てが環境リスクである。

また、国際協力の分断傾向を背景に2年以内に何らかの不安定な状況が生じるとみている調査回答者は半数以上おり、2035年までの見通しでは、主に環境やテクノロジー、社会関連の課題が深刻化して世界情勢が不穏になるとみる回答者が 約3分の2 にのぼった。

報告書は、不安定さの悪循環を防いで、信頼を回復し、レジリエンスを高め、持続可能で包摂的な未来を手に入れるには、各国が対話を優先し、国家間の連携を強化することなどが必要であり、この10年が鍵だと指摘する。

(注)経済界や政府、学術界、市民社会などのリーダー900人以上を対象に実施されたグローバルリスク意識調査(GRPS)の結果に基づく。
2025年内の重大リスクの2位から5位までは、順に「異常気象」、「地政学的対立」、「誤報と偽情報」、「社会の二極化」となっている。

【世界経済フォーラム】

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