カナダ天然資源省、クリーン燃料や代替燃料の開発推進に1,100万ドル拠出へ

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.01.22 【情報源】／2025.01.07 発表

カナダ天然資源省（NRCan）は、国内のクリーン燃料及び代替燃料部門をさらに強化するための技術や取組を促進するプロジェクトに1,100万ドル超を拠出すると発表した。

これらのプロジェクトは、バイオマスの収集や輸送、加工などの排出量の多い分野で、より手頃な価格の低炭素燃料への移行を可能にすることを目的としており、水素などの潜在力の大きい代替エネルギー源の開発加速にもつながるという。

このうち約550万ドルは、エネルギー革新プログラム（EIP）を通じて4件のプロジェクトに充てられる：木材製品を原料とする持続可能なディーゼル燃料生産のためのパイロット設備の建設や、廃棄物系バイオマスからのクリーン燃料（持続可能な航空燃料（SAF）や再生可能ディーゼルを含む）の製造など。

残りは、クリーン燃料基金（CFF）の下で行われる3件のクリーンエネルギー関連の調査研究プロジェクトに充てられる：電気分解による水素ガスの製造設備や、木くずなどを原料とする再生可能な低炭素輸送燃料の製造設備に対する商業化前の調査など。

【カナダ天然資源省】