一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)波崎ウィンドファームリプレース事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.12.11 【情報源】環境省/2024.12.10 発表
環境省は、「(仮称)波崎ウィンドファームリプレース事業に係る環境影響評価準備書」(コスモエコパワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は茨城県神栖市において、既設の風力発電設備を全て撤去し、総出力は増加させずに、最大15,000kW(単機出力 4,200kW×4基)の風力発電設備に建て替えるもの。
環境大臣意見では、
[1]対象事業実施区域の近傍に住居等が複数存在するため、風力発電設備の稼働に伴う風車の影による影響が生じる住居に対して遮光カーテンの導入等の環境保全措置を適切に講じた上で、影響が十分に低減されていないと判断された場合には、追加的な環境保全措置を講ずること
[2]ハヤブサ等の希少猛禽類の生息、オオタカの営巣、コウノトリの営巣が確認されているため、適切に事後調査等を実施した上で、重要な鳥類への影響が認められた場合には、追加的な環境保全措置を講ずること
[3]対象事業実施区域及びその周辺に自然度の高い植生や飛砂防備保安林が広く分布することから、工事工程ごとの改変面積を最小限に抑え、植生への影響を回避又は低減すること
等を求めている。
【環境省】