一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、2040年の交通予測を公表
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2024.11.08 【情報源】/2024.10.24 発表
ドイツ連邦デジタル交通省(BMDV)のヴィッシング大臣は2040年 の交通予測を公表した。これまで公表されていた2030年 までの予測に替わるもので、コンサルティング会社「Intraplan 」の主導のもと、今後の交通事象に影響を与える132の条件に基づき作成された。
2040年 までに国内の交通量は特に貨物部門で増加すると予想されており、2019年 と比較すると輸送量は約3分の1増加し、6890億トンキロ から9050億トンキロ になるとされている。
最も増加するのは鉄道貨物であり(35%増)、また貨物自動車も主要な輸送手段となり(34%増)、水路による輸送は減少するとしている。
旅客輸送量は2040年 には約 8%増加し 1兆3230億旅客キロ に達すると予測されている。鉄道が航空輸送(30%増)を上回り(60%増)、最も急速に増加するとしている。
道路交通はわずかに減少するとしているが(1%減)、自動車と二輪車がドイツで最も人気のある交通手段であることは変わらないとしている。
また、全ての交通手段で気候に配慮することにより、直接的な CO2 排出量は 1990年比 で77%減少するとしている。
2040年 の交通予測の最終結果は、2024年12月で提示され、議論される予定である。
【ドイツ連邦デジタル交通省】