一般財団法人環境イノベーション情報機構
昼の再エネ余剰電力を活用した便利・快適・お得な暮らしの実現に向けて〜「デコ活」にて実証事業を開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.11.01 【情報源】環境省/2024.10.31 発表
環境省は、デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の一環で、再生可能エネルギー導入の拡大により生じる昼の余剰電力を有効活用し、脱炭素につながるライフスタイル転換を促進するための実証事業を、株式会社Looopと共同で実施する。この実証事業では、昼間の電力需要の創出に向けて、
ディマンド・リスポンス(Demand Response:DR)(消費者が賢く電力使用量を制御することで電力需要パターンを変化させること)のうち、「上げDR」を促す取組を実施する。
上げDR:
発動により電気の需用量を増やすこと。
例えば、再エネの過剰出力分を需要機器を稼働して消費したり、蓄電池やEVへ充電することにより吸収したりすることを指す。
具体的には、
「機器制御型」のDR(対象機器(蓄電池、洗濯乾燥機、浴室乾燥機、食洗器等)をIoT機器を活用して自動制御するDR)及び
市場連動型電気料金プランを活用した「行動変容型」のDR(各消費者が自ら対象機器を手動で制御するDR)
を通じて、昼の電力利用へのシフトに向けた効果や消費者の利益について検証する。
本事業は、株式会社Looop(市場連動型電気料金プランで低圧(御家庭や小型店舗等)の顧客に電力を供給する低圧電力サプライヤー)と共に取り組む。
【環境省】