一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、ディーゼルエンジンの排ガス対策に1億2,500万ドル拠出
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2024.11.06 【情報源】/2024.10.17 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、ディーゼル排出削減法(DERA)助成プログラムに基づき、総額1億2,500万ドルを拠出すると発表した。約70のプロジェクトが選定されており、作業計画についての最終交渉段階にある。
この資金は、旧式ディーゼルエンジンの改造や代替を促進し、大幅な排出削減、大気質の改善や公衆衛生上の便益につなげるためのものである。
プロジェクトの半数以上は、旧式ディーゼルエンジンを搭載したスクールバスや港湾機械、建設機械などを、ゼロエミッション技術を用いたもの(電動のスクールバスやターミナルトラクターなど)に代替する内容であり、残りは排出ガスの少ない技術を取り入れて改造する内容となっている。
同プログラムが優先しているのは、大気質の問題を抱えている地域のプロジェクト、特に、不利な立場にある地域社会や公衆衛生または環境正義の観点からリスクや困難を抱えている地域に恩恵をもたらすプロジェクトである。
同国では、現在も運輸部門全体で約800万台の旧式ディーゼルエンジンが使われているという。
【アメリカ環境保護庁】