一般財団法人環境イノベーション情報機構
中部国際空港代替滑走路事業に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.10.28 【情報源】環境省/2024.10.25 発表
環境省は、「中部国際空港代替滑走路事業に係る環境影響評価書」(中部国際空港株式会社)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。この事業は、愛知県常滑市において、中部国際空港の既存の敷地内の誘導路の 1本 を転用し、3,290m の滑走路を整備するもの。
環境大臣意見では、
[1]バードストライクの発生頻度をより低減するため、空港島及びその周辺を飛翔する鳥類が滑走路周辺に進入しないよう対策を講ずるとともに、他の空港におけるバードストライク対策の情報収集や事例分析等を行い、より効果的な手法の導入を検討するなど、バードストライクの発生頻度のさらなる低減に努めること
[2]2050年カーボンニュートラルの達成に向け、空港施設の省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入促進等により、空港全体の脱炭素化を図るとともに、「地球温暖化対策計画」等の関連する計画や方針等、脱炭素化に係る政策の進捗状況及び見直しの状況、今後の政策や技術の発展等を踏まえ、事業に適切に反映させること
等を求めている。
【環境省】