一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)野辺地風力発電事業 更新計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.10.21 【情報源】環境省/2024.10.18 発表
環境省は、「(仮称)野辺地風力発電事業 更新計画環境影響評価準備書」(株式会社ユーラスエナジーホールディングス)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、青森県上北郡野辺地町及び六ヶ所村において、最大出力を 49,990kW に低減させ、単機出力 4,000kW級(12基)の風力発電設備に建て替えるもの。
環境大臣意見では、
[1]地域全体の環境影響の低減を図るため、可能な限り事業者間で調整し、必要な情報を共有することで、累積的な影響を考慮した事業計画とすること
[2]巫子沼の周辺に位置する6号機については、専門家からの助言を踏まえ、ブレード塗装やシール貼付等の鳥類からの視認性を高める措置等を事前に講ずること。また、その他風力発電設備についても、バードストライクの有無、希少猛禽類の生息状況等に係る事後調査を適切に実施するとともに、重要な鳥類や渡り鳥に対する重大な影響が認められた場合には、専門家等からの助言を踏まえて、稼働調整等を含む追加的な環境保全措置を講ずること
等を求めている。
【環境省】