フランス環境移行庁、運輸の脱炭素化に向けモーダルシフトに挑むプロジェクトを助成

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2024.09.18 【情報源】／2024.08.30 発表

フランス環境移行庁（ADEME）は運輸部門の脱炭素化を推進するため、モーダルシフトに取り組むプロジェクトに合計約 280万 ユーロを助成すると発表した。
フランスは国家低炭素戦略（SNBC）で、2050年 までに運輸部門（航空を除く）を完全に脱炭素化することを目標に掲げている。
このため、輸送手段を道路から河川や鉄道、海上へと移すモーダルシフトの加速と、輸送のエネルギー・環境性能の向上を目的とするREMOVEプログラムを、省エネルギー証書を財源に立ち上げた。

今回の助成はその一環として、革新性や環境効果を考慮して選抜したプロジェクトを資金・技術面で支援するもの。
2024年 の 2回 のプロジェクト募集には 95件 の応募があり、1回目の応募 18件 から今回の 9件 が選ばれた。
それぞれ一定区間の貨物の輸送をトラックから鉄道（6件）や河川（3件）に切り替える。
プロジェクト期間のCO2削減量は合わせて 1万1,600トン、節約されるエネルギーは 6,200万kWh を超えるという。
現在 2回目 の応募 77件 の審査も進んでいる。

【フランス環境移行庁】