一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)島根県浜田市風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.08.26 【情報源】環境省/2024.08.23 発表
環境省は、「(仮称)島根県浜田市風力発電事業環境影響評価準備書」(合同会社NWE−12インベストメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、島根県浜田市において、最大で出力 50,000kW(単機出力 6,250kW × 8基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
[1]本事業の工事計画は、土工量が多くなっていることから、土地の改変を可能な限り減らし、切土量及び盛土量の少量化を図るとともに、土地の安定性を確保すること。また、土砂及び濁水の流出等による水環境への影響を回避又は極力低減すること
[2]対象事業実施区域及びその周辺は、国内希少種であるクマタカの飛翔が確認されており、衝突リスクが相対的に高くなっている風力発電設備が存在することから、可能な限りクマタカの飛翔確認位置から離隔を確保するなどの配置の見直しを行うこと
[3]対象事業実施区域及びその周辺域では、国内希少種であるイワミサンショウウオ等の生息が確認されているため、環境保全措置を適切に講ずること
等を求めている。
【環境省】