一般財団法人環境イノベーション情報機構
「PCB廃棄物処理基本計画」を15年4月22日付けで告示
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.04.22 【情報源】環境省/2003.04.22 発表
環境省はPCB廃棄物処理特別措置法に基づく「PCB廃棄物処理基本計画」を策定し、平成15年4月22日付けで告示した。PCB廃棄物処理特別措置法では「PCB廃棄物処理基本計画」に定めるべき内容として、(1)PCB廃棄物の発生量、保管量、処分量の見込み、(2)適性処理に向けての体制や施設整備に関する基本方針、(3)適性処理推進のための指針−−をあげている。
今回公表された「計画」案では、法が施行された平成13年7月から28年7月までのPCB廃棄物の発生量、保管量、処分量を試算したほか、処理体制に関わる基本方針としては(一)保管事業者、PCB製造者、行政の役割、(二)処理施設整備方針、(三)環境事業団を活用した処理体制の方向性、(四)収集運搬体制、(五)基金の運用方針−−などの内容をまとめている。
また、適性処理推進のための指針としては(A)処理に関する情報収集、整理、公開に関する指針、(B)調査研究・技術開発の方向性、(C)PCB汚染絶縁油を含む電機機器とPCB使用部品を含む家電の処理方針−−などが盛り込まれている。【環境省】