一般財団法人環境イノベーション情報機構
岡山大学、工場や車体の排熱を電気に変える「n型カーボンナノチューブ糸」の作製に成功
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.05.29 【情報源】企業/2024.04.30 発表
岡山大学は、カーボンナノチューブ(CNT)を無数に束ねた糸「CNT紡績糸」を高結晶化する通電加熱処理とn型ドーピングのプロセス開発によって、低温域(150℃以下)での高い熱電変換性能を実現した。この研究成果は、日常生活で発生する温度帯の低温排熱を有効活用するエネルギーハーベスティング技術に必要不可欠となる、安全かつ加工が容易な低温で動作する熱電変換素子への利用が期待されるもの。これによって、工場や車体の排熱など捨てられていた熱による発電が可能となるほか、次世代のInternet of Everything(IoE)デバイスへの応用や、宇宙ステーションなどの極限環境での利用が期待できるという。
【岡山大学】