一般財団法人環境イノベーション情報機構
14年度の原子力発電所排水中の放射性物質分析結果 セシウム137以外は測定限界値以下
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.04.18 【情報源】原子力安全・保安院/2003.04.18 発表
原子力安全・保安院は平成15年4月18日に、14年度の原子力発電所排水中の放射性物質分析結果を公表した。この調査は、原子力発電所の放水口で放射性液体廃棄物を採取し、放射性物質の有無を調べているもの。
14年度は17か所の原子力発電所で調査を行ない、いずれの発電所でもセシウム137を除く放射性核種は測定限界値以下であった。
なお、ほとんどの原子力発電所で検出されたセシウム137は、排水口だけでなく取水口でも検出されていることから、以前海外で実施された核実験に伴う地球規模の放射性降下物の影響と推定され、安全上問題となる数字ではないという。【原子力安全・保安院】