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環境ニュース[国内]

柏崎刈羽3号機と福島第一4号機の炉心シュラウドひび割れ除去工事計画を認可

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.04.18 【情報源】原子力安全・保安院/2003.04.17 発表

 東京電力株式会社が届け出ていた、柏崎刈羽原子力発電所第3号機と福島第一原子力発電所第4号機の炉心シュラウド(炉心の外側にある円筒形のステンレス製構造物)のひび割れ除去工事計画が平成15年4月17日付けで原子力安全・保安院に認定された。
 柏崎刈羽第3号機のシュラウドサポートリング溶接部近傍にあるひび割れについて、計画は電極からの放電によりひびの部位を溶融させて除去するとともに、部材表面にレーザーをあてる応力緩和措置を施すとしており、また福島第一第4号機炉心シュラウド中間部胴の溶接部近くに存在するひび割れについては、研削加工による除去と部材表面に高圧の水を当てる応力緩和措置を行うとしている。
 炉心シュラウドのひびは今回の2基だけでなく、一連の原子力発電所の自主点検記録不正疑惑をきっかけに行われた点検により、東北電力女川1号機、福島第二2・3・4号機、柏崎刈羽1・2・3号機、中部電力浜岡4号機−−の7基の原発でもみつかっており、これに対し15年3月にまとまった、国の健全性評価小委員会の中間報告はシュラウドの健全性評価方法や補修についての考え方、補修に必要な法的手続きなどを提示していた。
 今回の工事計画届出は、この健全性評価小委員会で原子力安全・保安院が説明した補修方法に基づいて作成されている。【原子力安全・保安院】

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