一般財団法人環境イノベーション情報機構
大成建設、燃料用作物「ジャイアントミスカンサス」をペレット化し熱供給実証を開始
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2024.04.19 【情報源】企業/2024.03.15 発表
大成建設株式会社は、北海道平取町で栽培した燃料用作物「ジャイアントミスカンサス」を、メーカーと共同で開発した新しい技術でペレット加工し、バイオマス燃料としてボイラーに使用して熱供給を行う実証試験を開始した。ジャイアントミスカンサスは、オギとススキが自然に交雑して生まれた日本在来の植物。手間をかけずに長期間安定した収穫が期待できるが、バイオマス燃料として供給する場合には細かく裁断したチップ状態では、灯油・重油などの液体燃料に比べ運搬や保管が難しく、コスト面での優位性が確保できなかった。
今回、収穫時にチップへ一次加工後、新たに開発したペレット加工する技術を用いて元の容積の1/10程度まで減容化を実現。これにより、効率的に運搬・保管することが可能となり、トマト栽培ビニールハウスなど農業施設への熱供給実証に着手した。
【大成建設株式会社】