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環境ニュース[国内]

(仮称)クリ−ンエナジ−会津若松風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

環境行政 環境アセスメント】 【掲載日】2024.03.29 【情報源】環境省/2024.03.28 発表

環境省は、「(仮称)クリ−ンエナジ−会津若松風力発電事業環境影響評価準備書」(クリーンエナジー合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
この事業は、福島県会津若松市において、最大で出力20,000kW(単機出力 約3,200〜6,100kW×4〜6基)の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
(1)対象事業実施区域の周辺には複数の住居が存在するため、工事の実施に伴う騒音及び風力発電設備の稼働に伴う風車の影による影響が生じる住居に対して、十分な事前説明を実施すること
(2)クマタカについて、行動圏の内部構造の解析結果を踏まえ、改めて評価を行うとともに、適切に環境保全措置を検討すること。また、飛翔状況及び繁殖状況に係る事後調査を実施し、重大な影響が認められた場合には、専門家等からの助言を踏まえ、追加的な環境保全措置を講ずること
(3)植物及び生態系への影響の予測及び評価について不十分な点があることから、現地の状況を確認の上、植生自然度が高い群落及び重要な動植物の生息地等の改変を回避又は極力低減すること。また、対象事業実施区域は「会津山地緑の回廊」に重なっていることから、関係機関と調整の上、必要な追加調査を実施し、重要な動植物の生息地等の分断の回避等の適切な環境保全措置を検討すること
等を求めている。

【環境省】

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