一般財団法人環境イノベーション情報機構
国土交通省の屋上庭園、15年度の公開スタート
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2003.04.08 【情報源】国土交通省/2003.04.07 発表
国土交通省は同省(合同庁舎3号館)屋上庭園の一般公開を平成15年4月11日から再開する。合同庁舎3号館の屋上庭園は、最新の屋上緑化技術を使用して12年度に整備されたもので、約500平方メートルの面積の中に、雨水・排水利用の池や多様な樹木や地被類、芝生などを配し、13年度から冬を除いて一般公開されている。
屋上緑化は都市でのヒートアイランド現象の緩和、市街地の緑化の推進手法の1つとして注目されており、15年度からはグリーン購入法で重点的に行政が調達を推進すべきとされている品目「特定調達品目」の中にも追加されている。
この屋上庭園で緑化による効果を調査した結果でも、緑化していない屋上表面の温度が日中に60℃近くまで上昇している場合でも、植栽基盤の下面は約28℃に止まっているなどの断熱効果が明らかになっているほか、13年3月から15年3月の2年間で約120種類の生物が確認されるなどの生物相の回復効果も実証されている。
公開日・時間は平成15年4月11日から平成15年12月19日までの毎週金曜日(祝祭日は除く)、午後2時から4時まで。ただし、見学を希望する日の前日までに申込みが必要。【国土交通省】