一般財団法人環境イノベーション情報機構
埼玉医科大学ゲノム医学研究センターを厳重注意 放射性同位元素の管理違反で
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.04.07 【情報源】文部科学省/2003.04.02 発表
文部科学省は平成15年4月2日、「埼玉医科大学ゲノム医学研究センター(埼玉県日高市)」に対し、放射性同位元素の管理違反があると文書による厳重注意を行った。同センターに対しては3月28日、31日の両日、文部科学省が立ち入り検査を行ったところ、(1)一部の放射線業務従事者、一時立入者への個人被ばく線量の測定が行われていない、(2)管理区域への入退室管理が不適切で放射線業務従事者でない者が管理区域内で放射性同位元素の取扱い業務を行っていた疑いが強い−−などの安全管理上の問題点がみつかった。
このため今回の「注意」は、(1)放射線業務従事者・一時立入者に対する個人の被ばく線量管理の実施と放射線業務従事者個人への測定結果の通知、(2)放射線業務従事者に対する管理区域立入前の教育訓練・健康診断の実施、健康診断の記録の通知、管理区域への入退室管理といった面での改善を強く求めるとともに、埼玉医科大学は具体的にどのような改善措置をとったか報告を求めている。【文部科学省】