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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、クリーンエネルギー主要技術の進展を検証

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2023.12.13 【情報源】国際機関/2023.11.24 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、2023年5月に続き、「エネルギー技術展望」の特集号「クリーンエネルギー技術産業の状況2023年11月」を発表した。エネルギー転換の主要技術について、2023年第3四半期時点の生産能力の成長が、2050年までの排出実質ゼロを目指すIEAロードマップ上にあるかどうかを検証した。主要技術とは、1)太陽光モジュール、2)風力タービン、3)蓄電池、4)電解槽、5)住宅用ヒートポンプの5分野である。
このうち太陽光、蓄電池、電解槽は、発表済みプロジェクトがすべて実現すれば、ロードマップの2030年目標を達成できる見込み。ただし電解槽については、発表済みのうち最終投資決定済または建設中のものは10%以下とみられ、なお不確実である。風力タービンとヒートポンプは、発表済みプロジェクトがすべて実現しても、目標に遠く及ばない。報告書は、これらクリーンエネルギー関連の製造業が、強力な政策支援のある中国、アメリカ、EUなどに偏在していると指摘、世界の生産能力増強を加速するには確実な政策が必要だという。
国際エネルギー機関

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