一般財団法人環境イノベーション情報機構
ローソン、CO2削減を目的とした地産地消型リサイクルの実証実験を熊本県で開始
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2023.12.11 【情報源】企業/2023.11.16 発表
株式会社ローソンは、CO2削減による地球温暖化抑制を目的に、熊本県内のローソン店舗の廃食油をリサイクルして製造したバイオディーゼル燃料を、ローソン店舗向け配送トラック(1台)で使用する地産地消型リサイクルの実証実験を、熊本県内のローソン店舗約10店を対象に11月20日(月)から開始。ローソンが九州エリアで配送車にバイオディーゼル燃料を使うのは初。この実証実験では、熊本県内のローソン店舗で「からあげクン」などの揚げ物の調理後に排出される廃食油を回収・精製し、バイオ燃料の混合比5%のバイオディーゼル燃料を製造する。製造したバイオディーゼル燃料は、ローソン店舗へチルド商品を配送するトラック1台の燃料として使用される。この取り組みにより見込まれる配送トラック1台当たりのCO2削減量は年間約2.33tとなる。
ローソン店舗から定期的に排出される廃食油の量と、ローソン店舗向けの配送トラックのバイオディーゼル燃料の使用量が一定であることから、廃油の収集〜精製〜給油に至る工程が安定的に機能し、地産地消の継続的リサイクルによるCO2削減が期待できる。
今後、実験結果を検証し、導入エリアの拡大も順次検討していく。
【株式会社ローソン】