一般財団法人環境イノベーション情報機構
回収スチール缶のプレスブロックに容器入りラジウムが混入
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.04.02 【情報源】文部科学省/2003.03.28 発表
平成15年3月27日の夕刻、岡山県の美作・勝田・英田町衛生施設組合が収集したスチール缶のプレスブロックを倉敷市水島の製鉄所へ搬入したところ、製鉄所の放射線感知器が反応。容器入りのラジウムと思われる放射性物質がブロックの中に混入していることが判明し、岡山県側が27日中に文部科学省に通報を行った。原因物質の放射線量率は表面で1時間あたり最大24マイクロシーベルトでただちに人体に影響を及ぼすレベルではないが、鉛容器に封入し放射線防護措置を施した上で、翌28日に専門業者により日本アイソトープ協会に搬送された。同協会により、ただちに放射性物質の分析・処分行われる予定だ。
なお文部科学省も同協会の分析結果が判明次第、必要な対応を取るとの考えを示している。【文部科学省】