一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成15年2月の有明海 湾奥西部から湾中西部の表面水温、平年より0.5〜1℃程度低めに
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2003.04.01 【情報源】水産庁/2003.03.25 発表
水産庁と水産総合研究センター西海区水産研究所が発行している「有明海調査ニュース第23号」の内容が水産庁ホームページに掲載された。このニュースには平成15年2月の有明海の表面水温、表面塩分の状況や西海区水産研究所や福岡・佐賀・長崎・熊本の関係4県が今後有明海で実施する予定の調査情報が掲載されている。
平成15年2月の表面水温は、有明海湾奥西部から湾中西部にかけて平年より0.5〜1℃低め、他の海域は平年並みで推移し、表面塩分は湾奥東部で8PSU程度低め、他の海域は平年並みで推移していた。(PSUはPractical Salinity Unit=実用塩分単位のこと)
なお平成15年4月に実施される調査としては、ノリ漁場を含む各県地先で水温、塩分、栄養塩、COD、溶存酸素などに関する調査が、各県地先合でクロロフィル、プランクトン沈澱量調査が予定されている。また、各県地先でタイラギの生息状況、成長、生理・栄養状態調査も実施される予定だ。【水産庁】