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環境ニュース[海外]

ドイツ 2023年上半期、再生可能エネルギー発電量は前年比で減少したものの割合は大幅に増加

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2023.08.10 【情報源】ドイツ/2023.07.13 発表

ドイツ連邦環境庁(UBA)は、再生可能エネルギー統計作業部会(AGEE-Stat)が算出した2023年上半期における再生可能エネルギーによる発電量と熱生産量に関する速報値を公表した。
これによると、2023年上半期の再生可能エネルギー発電量は前年の同期間比で約1%少なかった。
総電力消費量における再生可能エネルギーの割合は約52%であり、2022年の46%よりも大幅に増加した。
太陽光発電設備や風力発電設備の新設が進んだにも関わらず天候条件が前年と比べ若干悪かったのが発電量の減少の要因であり、一方で電力需要の大幅な減少により再生可能エネルギーの割合が大幅に増加した。
熱生産における再生可能エネルギーの割合は、2022 年上半期比で5%増加した。
これは、家庭での固体バイオマス燃料(木材)の使用やヒートポンプによって供給される環境熱の使用が増加したことが要因としている。
一方で運輸部門は 2023 年3月末時点のデータであるが、再生可能エネルギーの使用量がわずかに増加したことを示している。
運輸部門で使用された再生可能エネルギーのうち、約 83% はバイオ燃料で約17%は再生可能電力によるものであった。
バイオ燃料の使用量は前年同期とほぼ同じ水準にとどまったが、再生可能電力の使用量は15%増加したという。
運輸部門で使用された再生可能電力量はドイツで使用される再生可能電力需要のほぼ 3% に相当し、主に 鉄道輸送に使用された。
また、今年上半期の電気自動車の保有台数は約 284,000 台増加し、合計約 130 万台となった。
【ドイツ連邦環境庁】

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