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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省など、PFASの環境・健康影響評価で今後の対策強化を視野に

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2023.06.07 【情報源】カナダ/2023.05.19 発表

カナダ環境・気候変動省と保健省は、PFAS(パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)が環境及びヒトの健康に与えるリスクを評価した報告書(案)を公表した。PFASに属する物質は4,700種類以上あり、これらは極めて分解されにくいことから「永遠の化学物質」とも呼ばれている。日用品に幅広く用いられており、自然や生活環境の至る所に入り込んでいるが、人体や野生生物などへの様々な悪影響が懸念されている。
政府は、すでに特定のPFASの製造、使用、販売などの禁止を含めた対策を講じているなか、科学的な証拠をふまえたうえでPFAS全般に対処する意向を明らかにしていた。報告書案が最終決定され、あらゆるPFASが環境にもヒトの健康にも害を及ぼす恐れがあると結論づけられれば、PFAS全般について速やかに対策強化に乗り出すことになる。1999年カナダ環境保護法の有害物質リストに加えることや、泡消火薬剤におけるPFAS規制などの措置を検討するほか、他の製品などに起因する曝露を最小限に抑えるようにするための情報収集も行うという。
【カナダ環境・気候変動省】

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