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環境ニュース[国内]

大成建設、工事施工におけるCO2排出量を実質ゼロにする取組を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.05.18 【情報源】企業/2023.04.28 発表

大成建設株式会社は、国土交通省大阪航空局発注の「福岡空港事務所新庁舎・管制塔新築工事」(福岡県福岡市博多区)において、工事施工におけるCO2排出量を実質ゼロにする取組(ゼロカーボン・コンストラクション)を開始した。

この工事においては、作業所仮設事務所として同社初の「Nearly ZEB」(一次エネルギーの消費量を省エネ+創エネで75%以上削減)の認証を取得。屋根に設置した太陽光パネルはリユース製品を活用することで、FIT制度終了により今後大量の廃棄が想定される太陽光パネルの有効活用モデルとしての検証も行い、循環型社会の実現も併せて目指す。

作業所全体で使用する電力に関しては、自社保有発電所由来のトラッキング付き非化石証書などにより実質再エネ化し、場内で使用する燃料に関しても、福岡市営林オフセット・クレジットを含むカーボンクレジットを適用することで、工事施工におけるCO2排出量を実質ゼロにする取組を開始した。

なおこの取組においては、工事施工における電力・燃料の使用量を的確に把握することが重要であり、同社開発の施工時CO2排出量計測・集計システムを活用して、工事期間全体でのCO2排出量を集計する。

また、新庁舎建物の基礎躯体部分のコンクリートには、同社が開発した環境配慮コンクリートを使用することで、建物本体における材料調達段階でのCO2排出量削減も実現する。

【大成建設株式会社】

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