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環境ニュース[海外]

欧州委員会、グリーン水素を定義してエネルギー移行を促進

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2023.03.01 【情報源】EU/2023.02.13 発表

欧州委員会は、再生可能エネルギー電力による水素(グリーン水素)の製造を推進するため、委任規則2件を採択した。水素は、2022年に発表したエネルギー移行計画「リパワーEU」の柱で、2030年までに域内製造1000万トン、輸入1000万トンをめざす。
1つ目の委任規則では、グリーン水素製造による再生可能エネルギー電力の需給逼迫をきたすことなくグリーン水素を確保するため、次の原則によりグリーン水素を定義する。原則は、EUに輸出する域外の製造業者にも適用される。
1)追加性の原則 製造用電解槽の使用電力は、新規の再生可能エネルギーによる発電施設から供給されなければならない。
2)時間的・地域的相関性の原則 グリーン水素が再生可能エネルギーが潤沢な時間と地域に限定されて生産されたことを明確に示すための基準を定めた。
2つ目の委任規則は、グリーン水素など非生物起源再生可能燃料(RFNBO)のライフサイクル温室効果ガス排出量の計算方法を示す。
これら委任規則は欧州議会とEU理事会に送られ、承認を経て実施される。
【欧州委員会】

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