一般財団法人環境イノベーション情報機構
島津製作所、CDP「気候変動」でA−、「水セキュリティ」でBの評価を獲得
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2023.01.23 【情報源】企業/2022.12.20 発表
島津製作所は、国際環境非営利団体CDPによる調査「CDP2022」の「気候変動」部門で「A−」(前回はB)、「水セキュリティ」部門で「B」(前回はB)の評価を受けた。「気候変動」部門でのA−獲得は、同社のカーボンニュートラルに対する目標設定と達成に向けた企業努力が高く評価されたものと同社では考えており、「水セキュリティ」に関しては、サプライチェーンを含め、水リスクの高い拠点の把握と、自主的な水資源の保護や事業継続の備えに取り組んでいる。
島津製作所は2022年3月に「グループの事業活動におけるCO2排出量を2050年度に実質ゼロ」とする新目標を定めた。中間目標として「2017年度比で2030年度に85%、2040年度に90%以上削減」を掲げている。環境性能が優れた製品を「エコプロダクツPlus」と認定し、顧客先でのCO2排出量の削減にも寄与してきた。太陽光発電設備の設置など再生可能エネルギー由来の電力活用にも力を入れている。国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟し、「2050年までにグループの事業活動での使用電力を再エネ由来100%に切り替える」ことを宣言している。島津製作所は今後も経営理念「『人と地球の健康への願い』を実現する」のもと、脱炭素・循環型社会の構築に向けたイノベーションの促進、環境保全と事業活動の調和を目指していく、としている。
【株式会社島津製作所】