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環境ニュース[国内]

三菱マテリアル、エンビプロとリチウムイオン電池リサイクル技術を共同開発

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2023.01.05 【情報源】企業/2022.12.02 発表

三菱マテリアル株式会社、株式会社エンビプロ・ホールディングス、株式会社VOLTAは共同で、事業化を前提とした、リチウムイオン電池(LIB)のリサイクル工程で製造されるブラックマス(LIBを放電・乾燥・破砕・選別したリチウム、コバルト、ニッケルの濃縮滓)に含まれるリチウム、コバルト、ニッケルを回収・精製する湿式製錬技術の開発に着手した。

レアメタルを含有するLIBは、スマートフォンなどのモバイル機器や家電製品に広く利用されている。また、ハイブリッドを含む自動車のEV化により、これからもLIBの需要は拡大していく見込み。一方で、主要なLIB材料であるリチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルは近い将来の供給不足が懸念され、地下資源の開発に加え、材料のリサイクルや代替材料の開発などの対策が、産業界全体における成長戦略の重要な課題となっている。

このほど、三菱マテリアルとエンビプロHD、VOLTAの共同開発では、相互に培ってきたノウハウと湿式製錬技術を融合することで開発を加速し、ブラックマスを原料としたレアメタルの回収・精製の事業化に向けた技術開発に取り組む。これらレアメタルを高効率で回収するリサイクル技術の確立により、LIBの処理からリチウムイオン電池材料の安定供給まで一貫したリサイクルシステムの構築に貢献していく、としている。
【三菱マテリアル株式会社】

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