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環境ニュース[国内]

東芝、岩石蓄熱技術を用いた蓄エネルギーサービス事業に関する技術開発・実証を本格的に開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2022.12.06 【情報源】企業/2022.11.21 発表

 株式会社東芝は、中部電力株式会社、丸紅株式会社とともに、中部電力を代表事業者とする共同提案会社として、岩石蓄熱技術を用いた蓄エネルギーサービス事業に関する技術開発を進めていたが、このほど国内初となる試験設備を株式会社東芝横浜事業所内に設置し、本格的な技術開発・実証を開始したことを発表。

 カーボンニュートラル実現に向け欠かせない太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーは、天候により出力が変動し、電力需給バランス安定を目的に利用可能な電力を抑制せざるを得ない状況が発生する。蓄エネルギー技術は、再エネ大量導入に伴い生ずる電力需給ギャップを埋めるための重要な鍵であり、その技術開発が喫緊の課題となることが予想される。
 同社が開発を進めている岩石蓄熱技術は蓄エネルギー技術の一つで、今後休廃止される老朽火力発電所や自家用発電設備などを有効活用することができ、国内市場は2020年代後半から急速に拡大することが見込まれる。

 同社は本事業を通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献すべく、環境に優しいエネルギーを安定的に提供し、長い世代にわたって人々の生活向上に寄与できる事業の構築を目指していく、としている。
【株式会社東芝】

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